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アトリエ今日このごろ


カレンダー完成

2015/12/07

「せんせーどっちまわり?!」とまず訊く小学生たち。それは全員の版画の作品交換会を時計回りにするか半時計回りにするかで、目指す作品をゲット出来るかどうかがかかっているからです。今年は回り方をジャンケンで決めたのが3クラスでしたが、あるクラスは負けた男の子がショックで泣き続けたほど‥それほどみんなが楽しみにしている「さくひんこうかんかい」。

 

12人分のマイセレクションにはみんなすご〜く好みが出ています。

本当に私も子どもになってみんなと一緒に作品をもらいた〜い! と思います。

でも大人の目には「わーーー!これいい!」と思われるものを作者はもちろん、他の子どもたちも誰も選ばずに残っていて、スタッフやびじゅつのカレンダー用にもらえることもたまにあってシアワセです。

 

カレンダーの表紙の絵は、今年は火〜土ようクラスは「じぶんパレット」を使って描きました。透明水彩絵の具が固めてあるので、すぐにいろんな色が必要なだけ溶かして使えて便利です。

ようじクラスとゆっくりクラスはこちらで用意した3原色の絵の具を使います。

 

それから毎年子どもたちがデザインするカレンダーの月ごとの数字がまたおもしろいですよ!描いた子のはぜったい一つは入れてコピー版下をつくってあげるので、これがまた一苦労なのですが、そのお陰で上の版画だけでなく、数字の絵を眺めるのもこのにいはるカレンダーの大きなたのしみ!

 

カレンダーの製本作業も子どもたちが自分でやります。1月から12月まで、同じクラスの人たちの版画を一枚一枚貼って、自分のとっておきの作品はラミネートしました。ラミネートすると色も一層鮮やかになり、乾きにくい中性インクも手につきませんから、そのまま壁に飾ったりプレゼント出来たりします。

 

さいごのカレンダー紹介で、もう私の鼓膜が破れそうなほど大盛り上がりする日もありましたが、今とりあえず火・水・木・金ようクラスは完成して持って帰りました。あとのクラスは12月に仕上げましょう。

 

にいはるびじゅつのFacebookでもまた紹介していきたいと思いますので、たのしみにご覧下さいね。

 

 

 

 

 

 

 


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