毎月１回のペースで開催しているこのクラスには小２から高２までの子どもたち12人がいます。一番長いYくんはもう10年目でしょうか‥本当に大きくなりました！

午前・午後とも６人ずつの少人数クラス。その名の通りほとんどがゆっくりしたマイペースな人たちばかりですから、私も一人一人にゆっくりとサポートをすることができます。

今年２月と３月には２ヶ月(合計４時間)かけて初めて「じゆうせいさく」をしてみました。月に１回だけということもあり、普段は他のクラスに準じたテーマを１日でやっています。

初めてのじゆうせいさくにあたって、それぞれ自分のやりたいことを聞いてみたり、お家の人に聞いたり、その子の様子を見て決めたりしました。木の実（果物）の絵、本棚、人形の家、竹迷路、額ぶち、絵本立て、庭の柵‥‥など物も様々で準備もサポートも大変でしたが、「やりたいことをやる」子どもたちは前向きで、完成した時の顔も充実感に満ちていました。

自閉症、ダウン症、LDなど社会的には障害児と言われる人たちですが、にいはるびじゅつではどのクラスよりも純粋に描くことや創ることの原点を楽しんでいる人たちです。ちゃんと残そうとか、うまく見られたいとか思わないその作品は、自由で奇想天外で本当におもしろいし素晴らしい！

見ていると「あぁモノをつくるってこういうことだなぁ」と感じます。

2015年度もそんなみんなと、またゆっくりしたモノづくりの時間をたのしみたいと思います。