2014年のびじゅつの最後の作品たちはランタンです。これがもう泣く子も黙るほど‥いえ、ものすごく騒がしい子どもたちもシ〜ンとして見とれるほど、きれいでしたよ!!
例年12月は全クラスでカップローソクをつくっていました。数年に一度、平日クラスの経験者のみランタンチームに分けたりしていましたが、今年は初めて全員でランタンづくりに挑戦です。(ようじクラスのみいつものカップローソクでした)
ゆっくりクラスは初めて保護者の方にサポートしていただいての「親子びじゅつ」。時間もいつもより30分長くしましたから、なんとカレンダーの表紙描きからランタンの仕上げまですべて出来ました!これはもう驚異的でしたね〜。
ランタンは小さなローソクを中で灯して、ほわっとした光や色を楽しむものです。カバーみたいなものですからランタン自体は溶けません。つまり一生使えるというわけです。
どうぞこの1年を振り返りつつ家族の皆さんで温かな光を囲んで下さいね。
今年もありがとうございました。どうぞ皆さま良いお年をー!
以下にランタンのつくり方を紹介しますが、長いので興味がある方だけお読み下さいね。
子どもたちは(ゆっくりクラスを除いて)完成まで2週=4時間かけました。
1、ロウをブレンドして溶かす
パラフィン8:マイクロワックスⅠ:パルバックス1の割合にしました。直接鍋に入れて溶かすので、今年はカセットコンロではなくIHヒーターを使用。子どもたちはこの溶かす作業からすでにトリコになっていました。
2、牛乳パックに入れる
80度くらいに冷ましてから入れるのがポイントです。
3、冷まして固めていく
水をためた流し台などの中で倒れない様に持ち、片手で割り箸を回してロウ全体が冷める様にする。これが20分くらいかかるのですが、だんだん固まっていく変化がおもしろいためか、子どもたちはフェルトの時より辛抱強かった!壁が出来てまん中がヨーグルトみたいになったらオーケー。ヨーグルト状のロウは出します。
4、中の形を整える
パレットナイフなどの他、専用のかき出しベラもつくってみました。子どもだけでは難しいので大人も仕上げを手伝います。整ったら水に沈めてロウ全体を完全に固めます。そしていよいよ牛乳パックをむく、これがまたたのしい。
5、中に色をつける
赤、青、黄、緑にそれぞれ着色したロウを缶に入れて、ホットプレートで溶かす。それをランタンの中に少しだけ入れて、4面に色がつくよう斜めにして回していく。
6、もようつけ
これが最後のおたのしみ!子どもたちも一番個性を発揮出来る場面です。
ロウは彫刻刀でスイスイ彫れるので1年生でも大丈夫。本当にかわいい絵がどんどん出来ていきました。ボール盤やキリ、彫刻刀の丸刀で穴を開けるとそこから光が見えてこれまたきれいですよ! これで完成です!!