一年が過ぎるのがこんなに早いと感じたことはなかった2020年が終わり、2021年になりましたが、新型コロナウィルスの感染拡大は終わっていません。
昨年も精一杯の感染予防対策をとりながら、子どもたちの心の解放の場としての『にいはるびじゅつ』を続けさせていただきました。
1月は絵馬やクラスカルタづくりから始まり、アクリル板アートなど。
2月のスペシャルデイ『遊びは心の宝〜ありんこ先生とあそぼう〜』では有木昭久さん(日本児童遊戯研究所所長)と一緒に親子であやとりやいろんな遊びの世界を心ゆくまで楽しませていただきました!この体験がその後の自粛生活でも役立ったという声を沢山いただきました。
そして『とびたつ鳥のモビールづくり』などをやって、3月はアカネ染めなどで終わりました。
4月5月は緊急事態宣言を受けて『にいはるびじゅつ』も2ヶ月間お休みせざるを得ませんでした。その間、希望する親子や兄弟だけでのフリーびじゅつとして、ここを使ってもらいました。
6月、再開して最初のテーマは粘土。思いっきり発散して熱中した子どもたちです。Tシャツのまだら染めも2年ぶりにやりました。
7月は『うごく絵』シリーズでパラパラマンガやゾートロープ、コマドリアニメ(小中紗洋子さん指導)をやったクラスもあります。
ようじクラスでは、ぬらし絵やフィンガーペイントも楽しみましたね。
8月の『なつやすみフリーデイ』は昨年は初めて内部生だけで行いました。テーマは『とけいづくり』、いろんな材料でいろんな形の時計が生まれました。
9月は『うみのおくりもの』、ナタも使った『ペーパーナイフ』づくりなど。
そして10月は羊の毛で『フェルトマット』をつくりました。
11月は恒例のスチレンはんがから、カレンダーづくりへと続きました。
12月はローソクもつくりました。
平日のクラスではもちろん毎月の『じゆうせいさく』を挟みながら、一年間さまざまなモノづくりを楽しんだ子どもたちです。
春以降、みんなマスクで顔も半分隠れていて、その表情を見られなくても、日常生活の中でいろんな制限を受けていても、ここでは子どもたちの心の躍動を感じることが出来ました。
本当に普通のことが出来ない日々の中で、大人も子どもも沢山の困難や心労を重ねた2020年でした。そんな中でも子どもたちは元気です!そして子どものままでいてくれます。
私たちも、子どもたちや家族の人たちの気持ちを受け止め、この社会状況を受け入れ、どうすべきかを考え判断しながら、共にまた今年一年歩いていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
2021年 新春に‥ にいはるびじゅつ代表 沢田清美